グウェント Homecomingプロジェクトに対する海外の反応

グウェントのオープンベータ開始から、およそ一年が経過しようかというこの節目の時期に、CD PROJEKT REDから大きな発表がありました。「Homecoming」プロジェクトです。原点回帰をテーマにグウェントを大きく作り直すことを目的としたこのプロジェクトですが、プレイヤーの反応は悲観的なものが多いようです…

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グウェント Homecomingプロジェクトとは

Homecomingプロジェクトについて、日本のグウェント公式サイトに詳細が掲示されています。まだご覧になってない方は是非、ご一読されることをお勧めします。

グウェント HOMECOMING ― 運営・開発チームからのメッセージ

Homecomingプロジェクトは、グウェントが本来、目指していた姿に回帰することを目的とするプロジェクトです。プロジェクト完遂後のグウェントは現状とは大きく異なる、新生グウェントとなることが予想されます。

期間・工程

Homecomingプロジェクト完遂までの期間は6ヶ月が予定されています。

その間、公開されるグウェントのアップデートは最小限に行われ、表面上は、ほぼ休眠期間に入ります。現在、予定されているアップデートは4月と5月に一度ずつ。それ以降はプロジェクト完遂までアップデートの予定はありません。各アップデートの内容は以下のようになります。

  • 4月(既報では17日を予定):プレミアムカードや勢力別の盤面デザインの実装。
  • 5月(期日未発表):舞闘士を含むいくつかのカードや、入手に関連したバランスの調整。

Homecomingプロジェクト中も、ランクシーズンや勢力チャレンジ、GWENT Masters、アリーナイベントなどは継続して行われます。

Homecomingプロジェクト完遂後、グウェントはベータ期間を終了し、シングルプレイヤーモード「奪われし玉座」がリリースされる予定です。

また、プロジェクト終了後、プレイヤーには全てのカードを満額で紙片に変換できる期間が与えられます。今から6ヶ月、カードは紙片にせずに全て取っておきましょう。

検討されているゲームの変更

  • 一部のカードに、配置列により異なるアビリティが発動するような仕組みを検討
  • ユニットが盤面に配置された際、配置列に応じて異なるバフを得る仕組みを検討
  • 配置列を「近接」と「間接」の2列に絞る仕様変更
  • 先攻後攻問題の解決
  • 新規、既存のどちらも楽しめる様々ンコンテンツを計画中
  • 新規プレイヤー向けの最適なチュートリアル
  • レベルアップシステム、実績、ランクマッチシステム、報酬の改善
  • プレイヤースキルが反映されるゲームプレイを目指す調整
  • 勢力ごとの特徴付け、列の意義を重視し、コアゲーマー向けに再構築
  • ウィッチャーシリーズのダークな雰囲気を、より色濃くUIなどに反映する

海外プレイヤーの反応

衝撃的なHomecomingプロジェクトの発表でしたが、海外のプレイヤーはどのように感じているのでしょうか。redditやtwitterでの発言を見てみましょう。

Crokeyz氏:

グウェントのロードマップは素晴らしいが、6ヶ月は長い期間だ。

我々は6ヶ月間、プロジェクトの進捗について、定期的に情報を得られるべきだと思う。オンラインゲームにとって非常に長い期間だし、定期的な情報がなければグウェントをリブートする前に、多くのプレイヤーを失うだろうからね。

現在もTwitchでグウェントの動画配信を毎日のように行っているCrokeyz氏(@crokeyz)の一言。彼のようなストリーマーにとって、今回のHomecomingプロジェクトは死活問題とも言える、とても大きな影響があります。半年もの間、新しいコンテンツのないゲームの動画配信をして収入を得ていくのは、どんなに難しいことでしょうか。プレイヤー数の減少は、彼らの配信視聴者の減少も意味します。

こうした意見に対し、CDPRのRafal Jaki氏は可能な限り情報発信する計画があるとしながらも、それには時間がかかるという旨の回答をしています。

Swim氏:

正直に言って、様々な点でグウェントが良くなることを疑わないが、これまで献身的だったコミュニティの大部分や、すでにグウェントをプレイしていない多くのストリーマー。彼らが戻ってくることはないだろう。

現在はプロチームTopDeckに在籍するSwim氏(@TopdeckSwim)。彼のグウェント熱はすでに、かなり冷めている感があります。Homecomingプロジェクトについては、グウェントが良い方向に向かうことを示唆するも、離れていったプレイヤーを取り戻すことはできないだろうという見解を述べています。

同じくTopDeckに在籍するJaggerous氏(@Jaggerous)も、Homecomingプロジェクトが6ヶ月後にプレイヤーが帰ってくるほどのインパクトを与えるのは難しいだろうという旨の発言をしています。

Mithranor氏:

グウェント Homecomingについて。

A. 今、我々はSpooderman(スパイダーマンのパロディ?)になる

2. 6ヶ月は長い

III. とても長いベータ期間だったね?さぁ、完全に別のゲームになってリリースされるまで一直線だ…

5. テスト無しでリリースされた最後の大きなアップデート(ミッドウィンター)はどうだったっけ?

6. 発表から、およそ一年後にリリースが予定される「奪われし玉座」…

7. 延期で知られる会社が、6ヶ月を8とか9にする確率は?

VIII. 最後に。多くのプレイヤーがゲームから離れ、そして忘れていくだろう。

Mithranor氏(@F2K_mithranor)もグウェントを配信することが少なくなってきているストリーマーの一人です。皮肉な発言に悲観的なイメージが漂っています。長いベータ期間を通じて、CDPRとコミュニティの二人三脚で調整してきたゲームが、土壇場でちゃぶ台返しをされ完全に別のゲームに生まれ変わるというのは、やはりショックなことです。CDPRはHomecomingでグウェントを再生するとともに、その間プレイヤーをゲームに引き留めておくというミッションも背負っています。どちらも、うまくやり遂げてほしいものです。

ちなみにCDPRはプロジェクトの最終段階でPTRを行うことをRedditで発言していますので、テスト無しでリリースということはなさそうですが…PTR期間は長く設けてもらいたいですね。

MaggoGx氏:

うん、正式にグウェントを辞めようと思う。ありがたい。

プロラダー上位の強豪プレイヤーMaggoGx氏(@MaggoGx)はグウェントを辞めるようです。本気かどうか分かりませんが、膨大な時間を費やさなければならないプロラダーでの戦いを辞める”きっかけ”を与えてくれて感謝するような発言にも見えます。

Freddybabes氏:

今、グウェントについて考えていること。私はゲームをとても楽しんでいる。メタは変化を続けているし、かなり長い間パッチがなくても発展していて、とても良い感じだ。6ヶ月も待たされることを心配する声は理解するけど、結果がそれに値することを期待している。

GWENT Challenger #2の覇者、Freddybabes氏(@Freddybabes)は、それほど悲観的にはなっていない様子。彼はまだゲームを楽しんでいて、Homecomingプロジェクトの成功を願っているようです。

ImpetuousPanda氏:

この大きな決定が正しかったかは、時間が証明してくれるでしょう。eスポーツ関連で大きな変更はありません。もしかすると近々、小さな改善をお見せすることができるかもしれません。結局のところ、私のグウェントとeスポーツに対する関わり方に影響はありません!

元々はランクマッチのトッププレイヤーであり、現在はGWENT Mastersでキャスターを務めるImpetuousPanda氏(@TopdeckPanda)。プレイヤーとしてというよりは、キャスターの立場でプロジェクトを静観するといったところでしょうか。

Petrify氏:

グウェントのロードマップを見て非常に興奮している。対戦にドラマティックな変化を与え、あの栄光の日々を取り戻してくれることを期待している(例えば、列が再度、意味のあるものになったり、ゴールドが耐性を取り戻したり)

Petrify氏(@coL_Petrify)もグウェント ストリーマーを肩書とするプレイヤーの一人ですが、最近はほとんどグウェントをプレイしている姿を見ることができません。しかしHomecomingプロジェクトには肯定的であるようです。とは言え、翌日にはグウェントを離れようとしているプレイヤーをMTG Arenaに誘うなど、グウェントについてあまり真剣に考えているようにも見えないのですが…

開発者からの回答

RedditやTwitterでは、Homecomingプロジェクトに対するプレイヤーからのコメントに開発者が回答しているのも、いくつか見られました。

プレイヤー(以下、Pと略):開発の進捗についての情報は本当に必要だと思う。でも開発の初期段階でテスト中のものを見せられても、それは良くは見えないだろうし、本当に難しいことだね。私は彼らがリスクを冒してまでやろうとしていることを称賛するよ。その道のりは簡単なものではないだろうけど。

Rafal Jaki氏(以下、Jと略):可能な限り進捗をお見せしたいと考えていますが、もちろん、最終段階に近いものをお見せするには時間がかかるでしょう。

P:(成果物を)見せてほしいわけじゃない。Crokeyが言うように、定期的に情報を提供してほしいんだ。

J:私たちは両方を提供しようと考えています。

P:「メインメニューやゲーム内ストアの改修をはじめ、ゲーム全体を通したUIの改善にも取り組みます。」とあるけど、マジメな話、ショープを削除したりしないでね。

J:そのようなことは計画していません。彼がタルを割りやすいように、もっとスペースを与えようと思っています。

P:期待した発表ではなかったけど、6ヶ月後にどうなるか考えたら興奮するよ。列や勢力の特徴づけ、ウィッチャーシリーズの世界観の強化、盤面の刷新、素晴らしいキャンペーンの「奪われし玉座」。ひとつ質問。リリース前の最終段階でPTRはある?

J:プロジェクトの最終段階でPTRを計画していますし、進捗をお見せできるでしょう。

P:「奪われし玉座」は本当に6ヶ月後にリリースされるの?トレイラーやプレイ動画はすぐに公開されるのかな?

J:まだ計画段階です。私たちはHomecomingプロジェクトと「奪われし玉座」の進捗の両方を公開していきます。

P:一度に大きなアップデートを行うより、部分的にアップデートしていった方が良くない?

J:もし何度かに分けてアップデートを行った場合、私たちはHomecomingプロジェクト+「奪われし玉座」で言及したことの全てをお届けすることはできません。核になる多くの物事は、技術的な側面と視覚的な側面の両方に変化があり、それらはうまく適合しなければなりません。アップデートを個別にリリースすることは、それぞれにより長い品質保証期間(2週間以上)+開発期間を設けなければなりません。これには相当な工数がかかります。そこで、私たちは全てが準備できたときにリリースすることにしました。

P:プロジェクトが完了したら、全てのカードを失うことになるのかな?紙片で返してくれるみたいだけど、好きなやり方じゃない…

J:所有するカードを失うことはありません。しかし一部のカードは大幅に変更される可能性があります。そのためにカードを満額の紙片に変換できる一定の期間を設けます。私たちはそれが最も公平なアプローチだと考えました。

P:6ヶ月って今から?

J:はい、今から6ヶ月です。

P:現状のゲームに新鮮味はなく、来月までアップデートもなく、新カードもない?これはハッキリ言ってゲームを殺す気かな?

J:私たちはそのリスクを理解していますが、Homecomingプロジェクト完遂後により良いものを提供したいと考えています。

P:全てのカードのアビリティが新しくなる?

J:少なくとも大部分のカードを視野に入れています。(勢力ごとの特徴付けや、列との相性など)

最後に

いかがだったでしょうか。グウェント、そしてプレイヤーにとっても本当に大きな分岐点がやってきたという印象があります。

6ヶ月もの間(場合によっては、さらに長い間)アップデートがないゲームを続けていくモチベーションを保つというのは難しいものです。多くのプレイヤーがグウェントから去っていくことになるでしょう。半年後、そのプレイヤー達をグウェントは取り戻せるでしょうか。そして新しいプレイヤーを獲得していくことができるでしょうか。

私には今は明るい未来は見えません。私は、CDPRが多くのプレイヤーからの信頼を失っている状態にあると見ています。Homecomingプロジェクト発表以前、それはロードマップの発表と言われていました。当然、新拡張セットや「奪われし玉座」のリリース日が明らかになることを期待していたプレイヤーは多かったでしょう。先月のブルザ氏のAMA企画でも、それらは順調に進行しているような印象を受ける回答がなされていました。しかし、実際にプレイヤーが目にしたのは「ロードマップ」には程遠い、曖昧な内容の開発方針が並べられた「オープンレター」でした。原点回帰と言えば聞こえはいいのかもしれません。しかしオープンレターに記された内容では、その回帰すべき原点が全く見えてこないのです。CDPRはグウェントがどこに行こうとしてるのか、プレイヤーにもっと具体的な形で速やかに提示するべきでしょう。そしてプレイヤーの不安を取り除き、一刻も早く信頼を取り戻してほしいと願っています。

コメント

  1. 匿名 より:

    いつも興味深い記事をありがとうございます。
    6か月は長い期間なので一度離れたプレイヤーがグウェントのことを忘れてしまうのが怖いですね…。
    プレイヤーを繋ぎとめる努力や製品版をリリースした時の大々的な宣伝がカギになるんじゃないでしょうか。
    ゲーム自体はCDPRならまた面白くしてくれるはず…!

    • 管理者 より:

      コメント、ありがとうございます!
      おっしゃる通り、今後はCDPRがプレイヤーを繋ぎとめる施策をどれだけできるかにかかっていますよね。
      カードゲームは対戦する相手がいなくなったら、どれだけゲームが面白くてもおしまいですから、そこのところは本当に頑張ってほしいです。

  2. 匿名 より:

    英語があまりできないのでこういう記事はありがたいです。
    オープンベータからhomecoming発表まで毎日グウェントやってましたが、今回の発表でモチベがなくなりアリーナをたまにやる程度になってしまいました。
    5月のバランスパッチ後にまた再開するとは思いますが、そこから4~5ヶ月は何も変わらない環境で遊び続けれる気がしません。
    多くが悲観しているどん底の状況でもFreddyのようにまだ希望を持ってるトッププレイヤーがいることが救いでしょうか。
    今はAdzikovやTailbotといったラダー常連上位勢を失望させないことを祈るばかりです。

    • 管理者 より:

      コメント、ありがとうございます!コメントをお返しするのが遅くなり大変申し訳ございませんでした。m(_ _)m
      現在は本当にグウェントに対するモチベーションを保つのが難しい時期ですね。5月のパッチでまた少しの間、遊べるようになると思いますが、やはりカード追加なしの5ヶ月は長い!と既に痛感しています。