マリガンとブラックリスト化 – グウェントの基本

グウェントのマリガンは他のカードゲームと違い、マリガン中に返した手札と同名のカードは絶対に手札に帰ってこないという特徴があります。この特徴を利用すると、ラウンド開始時点の手札をより良い状態で始めやすくなります。

海外のグウェントチーム Gwentlemenのサイトに投稿された「Mulligan and Blacklisting」では、具体的な例を挙げてマリガンとブラックリスト化を説明しています。ぜひ、ご一読ください。

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マリガンとブラックリスト化

参考記事

Mulligan and Blacklisting

ブラックリスト化

この記事でいう「ブラックリスト化」とは、あるカードをマリガンすると、残りのマリガンで、そのカードのコピーをブラックリストに載せることです。つまり、マリガンしたカードの全てのコピーは、そのマリガン中には引き戻すことはありません。ラウンド間のマリガンや、《フランチェスカ》のマリガンも、ブラックリストは個別にリセットされるものの、同様のルールに従うことに注意してください。

これは奇妙で直観的でない仕組みのように思えるかもしれません。それはある程度事実です。この仕組みがなければマリガンの影響はずっと少なくなり、同じカードを引き戻してマリガンを1枚無駄にするのも普通のことです。しかし、この仕組みはいくつかのゲームプレイに役立ちます。特に重要なのは効率的なマリガン順序の形成です。

これを説明するために最初のサンプルシナリオに進みましょう。

例1.

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初手で見たくないカードが何枚かありますね。マッチアップを無視して、絶対に手札に欲しくないカードが2枚あることを確認してください。《刺青隊の精鋭兵》と2枚目の《テメリア軍の歩兵》は両方ともデッキに入っていてほしいカードです。さらに3枚のカードをマリガンすると、どちらかのカードのコピーを引いてくる確率が高くなっていきます。ここはマリガン順序を考えましょう。

残り2枚の《刺青隊の精鋭兵》と1枚の《テメリア軍の歩兵》がデッキに入っています。マリガンしたカードを引き戻さないことが分かっているのですから、最初にマリガンされるカードは《刺青隊の精鋭兵》でなければなりません。もし最初に《テメリア軍の歩兵》をマリガンすると残りの《刺青隊の精鋭兵》を引く確率は2倍になります。ここでは《刺青隊の精鋭兵》をマリガンします。

刺青隊の精鋭兵》をマリガンした結果、不運にも《ローチ》を引いてしまいました。これはデッキに入っていて欲しいカードで、手札には欲しくありません。しかし、次にマリガンするのは《テメリア軍の歩兵》です。《テメリア軍の歩兵》をマリガンすることで、残りのマリガンで3枚目の《テメリア軍の歩兵》を引くことを予防できます。

テメリア軍の歩兵》をマリガンして、《フィリパ・エイルハート》を引くことができました。良い見通しですね。最後に安全に《ローチ》をマリガンすることができます。

このように、かなり悪い手札から始め、少しの運とテクニックで状況を良くすることができました。この時点で賢明な読者の方々は、最初のマリガンが最も重要なことを認識しているかもしれません。最初にブラックリストに載ったカードは3回のドローに影響し、二つ目のカードは2回のドローに、最後にブラックリスト化されたカードは1回のドローにしか影響しません。これらのルールに則れば、最初と2番目のマリガンはほとんど、常に異なるカードでなければなりません。もしマリガンしたいカードをブラックリスト化する必要がないとすれば、それは例の《ローチ》のように、3番目のマリガンの完璧な候補である場合です。

マリガンとブラックリスト化の仕組みを少し理解したので、別の例も見てみましょう。

例2.

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手札に《ディムン一族の海賊》が全て来てしまいました。間違いなく、そのうち2枚はマリガンします。しかし同時に、あなたは《ブロクヴァル一族の狩人》も3枚デッキに入れており、対戦相手が《ブロクヴァル一族の狩人》が有効でないデッキだったとします。

そこで《ディムン一族の海賊》をマリガンする代わりに、よりドローを良くするため《ブロクヴァル一族の狩人》からマリガンするのはどうでしょうか?それをしたくない理由が一つあります。最初の2つのマリガンで《ローチ》を引いてしまった場合、《ローチ》は《ブロクヴァル一族の狩人》より優先されるマリガン対象になるでしょう。これはリスクです。

《ローチ》を引いてしまった時に、それをマリガンできるよう2枚の《ディムン一族の海賊》を先にマリガンしますか?それとも、《ブロクヴァル一族の狩人》からマリガンし、彼らを引き戻さないことを保障しますか?考えてみましょう。

この場合、私は恐らく最初に《ブロクヴァル一族の狩人》からマリガンします。最初の二つのドローで《ローチ》を引く確率(~10%)は、3回のドローを通じていずれかの《ブロクヴァル一族の狩人》を引く確率(25~30%)に比べて低いです。実際には、《ローチ》を引いてしまったとしても、ラウンド2のマリガンで返すことができます。

結論

グウェントは使えるカードによって決まるところが大きいです。あなたの初手札を少し改善する方法を学んでいただけたことを期待します。ブラックリスト化はあるべきではないとする議論があるかもしれませんが、もしそれがなければ、マリガンはもっとランダムでプレイヤーが制御できず、確率的な結果が顕著になります。また、この仕組みはゲーム内で明示されておらず、多くの人が知らないので不公平だと言う人がいるかもしれません。それは正にこの記事が書かれた理由です。

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